5 月29 日~31 日,日本最大級の無線通信の専門展示会「ワイヤレス ジャパン× ワイヤレス・テクノロジー・パーク」が東京ビッグサイトで 開催された.来場者数はのべ25,566 名.ワイヤレス・ソリューション の展示と最新の研究開発を一堂に体験できる展示会だった.
ND7351は1つでWi-SUN IoTルートとFANを切り替えて使える.Wi-SUN EHAN/Route-IoT(全ロール対応)とWi-SUNFAN(Border Router, Router対応)でTELEC認証などを取得済.8月から評価キットを提供開始予定.
S K S T A C K I P f o r E H A N 2 . 0は,W i – S U N B ルート・Enhanced HAN・IoTルートに対応したプロトコル・スタックで,スリープ・デバイス向け省電力制御を内蔵.使用するプロトコルや無線機の機能に合わせた3種類を準備.リレー・デバイスの多段中継やTCP 通信のサポートなどの独自仕様も付加している.
Sub-GHz 帯向けのLoRaWAN/Sigfox/FSK 変調に対応し各国認証済みの超小型SiP モジュール STM 32 WL 5 MOC は,TCXO/RTC/ アンテナ・マッチング回路/ フィルタを内蔵し,外付部品を大幅に削減できる.サイズは10×10mm.Arm Cortex-M4とM0+の2コアを内蔵し,2コアの分業で低消費電力と高速動作を実現できる.
STM32WBシリーズはBluetooth5.4,Zigbee3.0,Threadに加えMatter にも対応.デュアル・コア・アーキテクチャでArmCortex-M 0 が無線通信の管理を,Cortex-M 4 がアプリケーションの処理を行う.OTA ファームウェア更新やセキュリティ機能も提供している.Flash メモリ/RAM サイズによって幅広いバリエーションがある.
EFR32FG28はSub-GHz帯とBluetooth Low Energyの両方に対応した無線S o C .S u b – G H z 帯では,( G )F S K /OQPSK/DSSS/(G)MSK/OOKに対応し送信出力は+20dBmの大出力である.Bluetooth Low Energyの内蔵により,セキュリティ/ 照明/ ビル・オートメーションはもちろん,使用料金がからむ計量にも対応できる.CPUはArm Cortex-M33でTrustZoneと高度なセキュリティ機能のSecure Vault を内蔵.Wi-SUNFAN 1.1認証済みのスタックを提供できる.
長野日本無線はEFR 32 FG 25 を採用した国内TELEC 認証済みの920MHz帯無線モジュールを発表.Wi-SUN FAN 1.1準拠のメッシュ・ネットワークを構成できる.送信出力は国内規格上限の2 0 m W で外部アンテナが使用可能.外形寸法は2 3 × 2 5 ×2.8mmである.
無線L A N のA P をどこに設置すればよいのか? 必要台数は?またAP を設置したが遅い・つながらないなどのトラブルを効率よく解決するツール.機種によって機能に違いがあるが,SSID / AP /端末の検出,AP/端末の位置検知,トポロジ・マップ作成,周波数バンドのスペクトラム表示,パフォーマンス・テスト/ パケット・キャプチャなどのほかに,ヒートマップも作成できる.メタルや光ファイバ対応の機種もラインアップしている.
ライター:武田洋一