日本&インドの市場に注目!社長Dave Doherty氏が日本への期待を熱く語る
DigiKey記者発表会レポート

インターネット商社DigiKeyによる記者発表会が2024年6月20日に行われ,同社の動向を説明した.顧客数は年間6~8%で増加し,これまで一度も減少したことがないという.2024年に同社が注力する国はAPACでは日本とインドで,日本は米国,カナダに次ぐ3番目の主要国.DigiKey日本の月間ページ・ビュー数は350万ページとのこと.同社の特徴を下記に示す.

 

● 部品1530万種以上,発注から72時間で届く

2900社以上の1530万点の電子部品を扱う.DigiKeyで買えないのは模倣品くらいとのこと.各国から発注を受けた部品は即日,米国ミネソタ州から出荷され,日本への配送期間は72時間.注文数は全世界で毎日25000件以上で,出庫の自動化が進み,リール・テープのカットや数量管理など正確さが要求される作業もスピーディに対応する.

 

● 日本国内にサポート・センタあり

エンジニアの交流の場TechForumでのサポートのほか,電話やメールでも問い合わせに対応する.エンジニアによる技術解説動画( YouTubeのDigiKey日本公式チャンネル)などのウェブ・コンテンツも用意されている.

 

● ネットならではの忌憚なきユーザの声も積極的に取り入れる

ウェブ・サイトにてユーザの業務効率化に向けた部品表管理ツールmyListsや,オンライン変換カリキュレータなど設計で役立つツールも用意.ユーザの要求を把握するため,インターネット上ならではの忌憚なき意見を毎月解析しているとのこと.

 

● そのサンプル,DigiKeyから発送されているのかも…

部品メーカへ向けた在庫管理を含む物流サービスも提供している.例えば,同社に物流を委託する部品メーカ発注をすると同社から部品が送られてくる.リール単位数に満たない個数の部品の在庫管理や出荷に強みを発揮する.

Dave Doherty氏

 

ライター:編集部